アメリカ軍人(在日マリン)との結婚手続き
アメリカ軍人との結婚は、ほかの外国人との結婚手続きとは違う点がいくつかあります。
また、同じ軍人でも所属するブランチやユニット等によっても違いがあります。
そこで今回は、私たちのプロセスの経験談をシェアして行きたいと思います😊
これから結婚をしようと考えているカップルの参考になれば幸いです。
※プロセスは各ブランチ、所属ユニット、又結婚する時期などによって違いがある場合があります。
ネットの情報を全て鵜呑みにぜず参考程度にし、必ず軍属の方の上司などに指示を仰いでください。
私たちの場合、CS(コマンドスポンサーシップ)は取得していません。理由は後ほど。
2019年上半期での出来事で、当時旦那は在日マリンでした。
まずは、大まかなステップから紹介します!
【1】マリッジセミナーへの参加
【2】affidavit of competency to marry (婚姻要件具備証明書)の取得
【3】日本側に提出する書類集めと翻訳、婚姻届の提出
【4】新編戸籍と婚姻届受理証明証の取得
【5】軍に提出する書類集めとその翻訳
【1】マリッジセミナーへの参加
なによりも先にこのセミナーに参加しない限りは何も始めることはできません!
セミナーはブランチやユニットによって開催日や要予約なのかが変わるみたいなので確認を取りましょう。
私たちはキャンプフォスター内にある大きなホールのようなところで何十人と集まっている中でのセミナーでしたが、エアフォースの子と結婚した友人は彼のボスと簡単なミーティングがあっただけと言っていましたので、やはりブランチで大きな違いがありそうです。
私がセミナーに参加した時は、前半部と後半部に分かれており、前半では基地内施設の利用方法や心構え、後半ではビザの取得方法について領事館の方々からの説明会でした。
前半では必要な書類はどこで取得できるなど、そういう事も話していました。
後半では実際に領事館でビザを担当している方々がお話をしてくださり、最後には個々でお話をすることが出来ました。
ビザの取得については別記事で紹介していきますね💕
セミナー参加後には終了証明証のようなものがもらえ、この証明証は次のステップであるaffidavit の取得の際に必要です。
【2】affidavit of competency to marry (婚姻要件具備証明書)の取得
こちらは、セミナーが開催されていたキャンプフォスター内にあるオフィスで取得が可能でしたので、私たちはセミナー終了後(お昼過ぎ)にそのまま取得しに行きました。
オフィスでは少しの待ち時間の後、用紙にいろいろ記入します。
内容は簡単に要約すると、「私は在日軍人で、日本に住んでいる○○さんといついつ頃に結婚しますよ」みたいな感じです。
そして係の人がその用紙の確認を終えると、彼のミリタリーIDと私のID(日本の免許証)を見せてサインをもらい、affidavit の取得は完了です。
【3】日本側に提出する書類集めと翻訳
まずは婚姻届を提出する際に必要な書類一覧⇩
・affidavit とその日本語訳
・米国人側の国籍証明証(birth sertificate等)とその日本語訳
・身分証明証(米国人側はミリタリーIDでOK)
・戸籍謄本(本籍地と婚姻届を提出する場所が同じなら不要)
・苗字変更届(変更しないので有れば不要)
日本の市役所をはじめとする各公的機関に書類を提出する際は日本語訳が必要になります。
自分で翻訳して良い場合もあれば、翻訳会社などを通さないといけない場合がありますので、前もって確認しておいた方が良いでしょう。
私は翻訳会社「沖縄翻訳」さんを利用しました。(先輩のおすすめ)
かなり破格のお値段ですし、市役所の方からも評判です👌
それにとても対応が良くて翻訳も迅速です。
ものによってはその日のうちに仕上げてくれますので、本当おすすめです!
上記の書類を揃えたら、市役所へ婚姻届が提出可能になります。
提出する際の持ち物としては、身分証明証などはもちろんですが、印鑑(日本人側のみ)も持っていた方が良いと思います。
実際、私たちが提出した時に訂正箇所があり、その場で訂正+印鑑で対応できましたので、念のために持っていった方が良いと思います!
そして、婚姻届を記入する際にどうしていいか分からないポイントとして、証人欄だと思います。
こちらは、日本人でも外国人で成人であればOKです。
しかし、外国人を証人とする場合は婚姻届提出する際に証人に身分証明証(パスポートなど)持参で同席してもらう必要があります。
なので人によってはどちらも日本人の証人を立てる方が都合が良いかもしれません。
【4】新編戸籍と婚姻届受理証明の取得
婚姻届が正式に受理されると、婚姻届受理証明証というものが取得可能になります。
これは婚姻届の受理から数時間後に取れるようになりますが、時間帯によっては日を跨ぐことになるかもしれませんので、前もって市役所職員の方に同日に取得したい旨を相談することをお勧めします。
身辺戸籍についてですが、日本の戸籍法では外国人と結婚した場合、日本人側が新しい戸籍の筆頭者となり戸籍が新しく編成されます。
この戸籍の新編成は婚姻届受理証明証とは違い、反映されるのに数日かかります。
特に、本籍地と婚姻届の提出地が異なる場合は、より時間がかかりますので注意が必要です。
上記2つの書類を入手することが出来たら、英語へ翻訳しましょう。
翻訳が終了すれば軍のオフィスへ結婚手続きが可能になります。
マリンの場合はキャンプフォスター内にあるIPACいうオフィスへ提出です。
上記書類の原本と翻訳版、免許証などの身分証明証を持っていけば軍での結婚手続きは完了です。大体1時間くらいで手続きは終わります。
IPACの隣にIDを発行するオフィスがありますので、手続きが終了次第、そのままID発行に行く事もできます☺️
これで、私たちの結婚プロセスについては終了です。
しかし、中にはこのプロセスの後にCS(コマンドスプンサーシップ)を取得しなければいけない場合があります。
その場合は軍人側が後一年以上日本に駐留することが決まっているなど、細かい上限があります。
私たちの場合は、旦那が日本へ駐留できる期間が残り3ヶ月とかだったので、CSは不必要でした。
CS取得の有無も、軍の方としっかり確認を取りましょう。
最後に、もう一つの注意点として、必要になった書類は全てコピーを取ってまとめて保管してしておくことをおすすめします!
詳細はこちらの記事に記載していますが、後々役に立ちます。
いかがでしたでしょうか!😊
少し長くなってしまいましたが、以上で在日軍人との結婚手続きの内容は終了です!
改めて…プロセスは人によって違う箇所が出てきます。
住んでいる市町村や軍人側のオーダーの内容によってはもっと複雑になったりしますので、必ずお住まいの市町村や軍のオフィスや上司陣からの指示に従ってください。
この記事が誰かのお役になれば幸いです💕
YUME.W